英語を捨てるという作戦
個別指導塾の教室長時代に、中3の9月で英語が厳しい生徒と保護者には最終手段として
「英語を捨てて、理社を上げましょう」「英語捨てて、理社で平均点とるよ!」
とよく伝えていました。
作戦が功を奏し、得点開示の結果、英語は35点、理社で124点をとって水海道二高に受かった生徒や、英語は29点、理社で132点をとって伊奈高へ受かった生徒がなどがいます。
もちろん英語は高校でも必須教科ですから、賛否両論ある作戦ではあると思います。しかし、まず目の前の「志望校に合格させること」を最優先に最終手段として用いる分には有用だと思います。
とはいえ、この作戦で高校へ入るとその後が大変なのは容易に想像がつくと思いますので、
そうならないように、英語は中1からしっかり学習していきましょう。英語は数学以上に取り戻すことが大変です。
ちなみに、いわゆる「成績保証制度」がある大手個別指導塾でも、「英語は除く」としている塾がほとんどです。
まあ、中1~中2までであれば志望校もよりますが、なんとかなることも多いですけどね。大手さんのノウハウを駆使しても英語を上げるのが難しいということだと思います。
少しでも「英語、ヤバいかも…」と思ったら早めに手を打ちましょう。病気やケガと一緒で早期発見できれば、まだ大丈夫です。